慶應義塾大学K2オンラインセミナー

1980 年のロボット元年以来、ロボットはどれだけ人に近付いたろうか。画像など各種のセンサ情報が広く利用されるようになったものの、ロボットの操作対象に対する適応能力は依然として乏しい。私たち人間は日常活動のかなりの部分を無意識的な動作で占めており、これはセンサ情報で補えない先天的ともいえる能力である。人間が巧みに対象に適応して動作するのはこのような無意識的な能力が発達しているからである。次世代のロボットにはこのような高度な適応能力が不可欠である。ハプティクス研究センターの最近の研究で、リアルハプティクスとAIを組み合わせることで人間の持つ無意識的な適応能力がロボットで実現できることを見出した。
ロボットの飛躍のときが到来したのである。

プログラム概要

開催日時 2022年11月25日(金)13:30~15:20
開会形式 オンラインセミナー(Zoom ウェビナー)
プログラム
  • 13:30~14:00 『ロボットはどれだけ人に近づくか』 
    慶應義塾大学 特任教授 
    ハプティクス研究センター センター長 大西公平氏
  • 14:00-14:20 『リアルハプティクスの活用事例について』
    慶應義塾大学 理工学部システムデザイン工学科
    准教授 野崎貴裕氏
  • 14:20-14:40 『プラント運転現場の仕事改革!』
    日鉄エンジニアリング株式会社
    技術統括センター 制御技術部
    執行役員(制御技術部長、PMIS・デジタルEPC部門管掌)
    古家 秀彦 氏 
  • 14:40-15:00 『原油採取設備へのリアルハプティクス技術の適用』
    株式会社INPEX
    新分野事業本部新分野事業ユニット
    コーディネーター
    高木 元太氏
  • 15:15〜15:30質疑応答