第一線で活躍するプロフェッショナルによる鼎談
真鍋大度 × 堀潤 × 大西公平による
「リアルハプティクスが拓くロボットの未来」
リアルハプティクス(力触覚)技術と将来の可能性について、 アーティストでありインタラクションデザイナーとして様々な領域で活躍されている真鍋大度氏と、 国内外の取材や執筆など多岐に渡り活動しているジャーナリストの堀潤氏と慶應義塾大学ハプティクス研究センターの大西特任教授によるトークセッションをご覧ください。
ダイジェスト版 「リアルハプティクスが拓くロボットの未来」
前編 「リアルハプティクスが拓くロボットの未来」
前編ではリアルハプティクスとは何か、特徴や仕組み、ロボットが人間化するために必要なことを説明し、実際にリアルハプティクスのデモ体験をしていただきました。
後編 「リアルハプティクスが拓くロボットの未来」
後編では「これからロボットが求めるもの」、「ロボットを社会で活用するために」、「ロボットとの共生に必要なこと」を考え、
リアルハプティクスが拓く未来について語り合いました。
当センターは今後もリアルハプティクスの研究開発を進めながら、豊かで生きがいのある21世紀社会にしていくための努力を積み重ねて参ります。
出演者
2006年Rhizomatiks 設立。 身近な現象や素材を異なる目線で捉え直し、組み合わせることで作品を制作。高解像度、高臨場感といったリッチな表現を目指すのでなく、注意深く観察することにより発見できる現象、身体、プログラミング、コンピュータそのものが持つ本質的な面白さや、アナログとデジタル、リアルとバーチャルの関係性、境界線に着目し、様々な領域で活動している。
坂本龍一、Bjork、OK Go, Nosaj Thing、Squarepusher、アンドレア・バッティストーニ、野村萬斎、Perfume、サカナクションを始めとした様々なアーティストからイギリス、マンチェスターにある天体物理学の国立研究所ジョドレルバンク天文物理学センターやCERN(欧州原子核研究機構)との共同作品制作など幅広いフィールドでコラボレーションを行っている。 Ars Electronica Distinction Award, Cannes Lions International Festival of Creativity Titanium Grand Prix, D&AD Black Pencil, メディア芸術祭大賞など国内外で受賞多数。
1977 年兵庫県生まれ 45 歳。市民投稿型ニュースサイト「8bitNews」主宰。 NPO 法人 8bitNews 代表理事 / 株式会社 GARDEN 代表。 立教大学文学部ドイツ文学科卒業後、2001 年 NHK 入局。「ニュースウォッチ 9」リポーター「Biz スポ」キャス ター等、報道番組を担当。2012 年「8bitNews」を立ち上げ、2013 年 4 月 1 日付で NHK を退局。現在は、 TOKYO MX「モーニング FLAG」の MC をはじめ、ABEMA「ABEMA Prime」、読売テレビ「かんさい情報ネット ten.」や「ウェークアップ」などに出演し、国内外の取材や執筆など多岐に渡り活動中。 「Forbes Japan」オフィシャルコラムニスト。2019 年から、早稲田大学グローバ ル科学知融合研究所招聘研究員に就任し、SDGs フロンティアラボで官民の枠を超えたイベントや情報発信 を企画している。2020 年、自身で監督、出演、制作を行った映画「わたしは分断を許さない」を公開。
子供の頃から工作好きで長じて電気工学を学ぶ。研究の面白さに我を忘れて気が付いたらハプティクスに夢中になっていた。学生と一緒になって研究をすることで学生も成長することが楽しみであった。欧米で一緒に 論文賞を頂いたことも多い。2014年にハプティクス研究センターを立ち上げ、技術の普及に励んでいる。 2001年 IEEE フェロー、2004年 EPE-PEMC Council Award、2004年 IEEE IES Dr.-Ing Eugine Mittlemann Achievement Award、2012年産学官連携功労者表彰、福澤賞、2016年紫綬褒章、2019年藤原賞、2022年 電気学会名誉員。 IEEE IES President、電気学会会長、日本学術会議会員などを歴任。 主な著書に、 "Motion Control Systems" (Wiley)、「「リアル」を掴む!」(東京電機大学出版局)など。