ごあいさつ


リアルハプティクスの時代を拓く


 今日までの機械化・自動化技術は、規格化大量生産を主軸に考えた「硬い」制御技術を基盤に発展してきています。そのため、非定常・想定外の場面に適応することが困難で、組み立て作業などでは完全自動化の達成されない行程が数多く存在しています。ハプティクス研究センターでは、器用で環境に順応し、人間らしい動作を実現する「リアルハプティクス」の学理に基づき、これまで隘路とされていた人間にしかできない複雑な作業の自動化を達成します。

 『ハプティクス(Haptics)』とは、「利用者に力、振動、動きなどを与えることで皮膚感覚フィードバックを得る技術」であると国際ハプティクス学会で定義されています。一般的には仮想モデルによって仮想的な力覚を実現する技術であると言えます。一方『リアルハプティクス(Real-Haptics)』は「現実の物体や周辺環境との接触情報を双方向で伝送し、力触覚を再現する」技術です。人間は物に触っただけでそれが鉄のように硬いのか、スポンジのように柔らかいのか、風船のように弾力がある物体なのか、触っている物体が自立的に動いているのか等を即座に感じ取ることができます。これは人間が生まれたときから備わっている当たり前の感覚です。しかしこの能力の備わっていない装置で物に接触すると、硬いのか柔らかいのか分からず、変形や破壊などを引き起こしてしまいます。リアルハプティクス技術は力触覚を装置に実装し、物のことを考えたやさしい動きや、力触覚の長距離伝達を達成する全く新しい技術です。多様化の進む社会で自動化や機械化を実現するためには必要不可欠となる技術であると言えます。

 ハプティクス研究センターではリアルハプティクス技術の実用化・展開および持続的な成長を目的とし様々な取り組みを行っていきます。

活動内容


基盤開発

ものつくりの現場力を飛躍的に向上するため、技術が長期に渡って安定供給され、継続的に成長していく仕組みを確立します。そのためのR&Dを、基礎と応用双方に関して行っていきます。

企業連携

リアルハプティクス技術を導入する障壁を低くし、研究開発技術が多彩な現場で積極的に利用可能とするため、様々な分野のエンティティを巻き込んだ連携の仕組みを確立します。

知財管理

提供する技術の機能を持続的に成長することに責任を持ち、知的財産権の共有および管理を司ります。研究成果の提供を効果的に行うための効率的な知的財産の運用を行います。

研究所概要


概要


研究所名 ハプティクス研究センター
所長 大西 公平
発足日 2014年12月1日
主な研究 リアルハプティクスに関わる研究
所在地 〒212-0032 川崎市幸区新川崎7-1 慶應義塾大学 新川崎タウンキャンパス

アクセス


  • JR横須賀線「新川崎駅」より徒歩10分
  • JR南武線「鹿島田駅」より徒歩15分

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お問い合わせ


当研究所へのお問い合わせは、 contact@haptics-c.keio.ac.jp へメールをお送りください。 またリアルハプティクスに関する特許を保有していますので、関連する技術の製品化の際にはご相談ください。

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